Model SG-230, SG-239 ATU用Tuning Controller


コントローラの基板は、別冊CQ #13付録基板を使用しました。
SG-230 or SG-239 ATUのチューニング操作が簡単なこと、及びチューニング後のロックも可能。
4PコネクタのコントロールケーブルでATUに接続する。 また、PTT端子からトランシーバーのPTT回路へ結ぶ。
"Tune"スイッチを押し下げるとチューニングを開始し、短時間でTuningが完了し、自動停止する。通常はその状態で運用する。
Tuning後 ATUが不安定な状態が有った時には、"Lock"スイッチでATUをロックして再Tuneを阻止する事も可能。


  

コントローラの外観 (Tuneスイッチは跳ね返りタイプ)


コントローラの内部

 
表面パネル                        背面パネル

・ATUのチューニング操作は、表面パネル"Tune"ちょっとスイッチを押し下げると"Tune"LEDが点灯しチューニングを開始します。
 この時、トランシーバーがCWモードの場合は、長点を連続して出す程度でチューニングが可能ですが、RTTY、AMなどキャリヤー持続出力状態が得られるモードにして置くと円滑な操作が得られます。
・"Tuning"中はトランシーバー出力側に、3dBアテニュエータが挿入されて半減します。
・チューニングが完了すると"OK"LEDが点灯し、チューニング動作は自動停止します。(3dB ATTは、スルーになります)
・何らかの理由でチューニングが未完了で所定の時間を過ぎると"Fault"LEDが点灯し、エラー状態を示します。
・通常は、"OK"LEDが点灯した状態で運用可能ですが、 ATUが不安定な時などでは、"Lock"スイッチを ON して状態固定致します。


回路図 (図をクリックするとPDFファイルが開きます)

コントローラの回路は、別冊CQ Hamradio#13の付録基板「オート・アンテナ・チューナ用コントローラ」を使って自分なりのアレンジで組み立てた物です。
ATU SG-230 or SG-239は、フルパワーでチューニング動作を致しますが、チューニング中に負荷の変動でトランシーバーのプロテクタが働き、出力が低下する事を避けるために3dB ATTを自動的に接続する方式としました。この回路のRYを動作させる信号は、コトンローラ基板の"EXT"出力から制御可能ですが、ここでは別途基板内から"RY"信号を取り出しています。 "EXT"信号は将来別用途に使う予定の為です。