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移動装備


車載装備

移動用だからと言って、粗末な物を使ったのでは満足な運用は出来ません。 道具には最大の神経を使っています。
決してお金を掛ければ良いと言う物では無いでしょうが、細心の心配りをして置く事で、快適な移動運用が出来ると考えて居ます。


    
 

車のリヤースペースは、サードシートを取り外して幅一杯に荷物が積める様にしてあります。 各装備は、それぞれのボックスに収納し、通常は物置に格納、出発前に箱を積めば中に全て入っている状態です。
●CPUにはパソコン、
●ATUにはATUとチューニングコントローラ、
●I/Fには、キーパドル、トランシーバの電源部DC13.8V 30Aスイッチングレギュレータ、各種接続ケーブル、ヘッドセット、フットスイッチ等々、
●ロープは、主に4mm クレモナロープを各用途毎の長さに切った物を必要数。 長さ毎にマークを付けて一目で分かる様に工夫してある。
●工具は、移動運用に不足の無い様に、必要な物だけを収納。 余計な物は持たない様にしています。
●CPU & ATUボックスの前側の黄色い箱の下側には、牽引ロープ、ブースターケーブル、空気圧ゲージ、その他車の走行に必要な保守用品とキャリヤーなどへの結束ベルトなど一切が入っています。
●タイヤハウスをカバーした棚板の下側には、キャンピィングテーブル、アンテナワイヤー、発電機燃料タンク、など、これらの積載物とセカンドシートの間にオペレーションテーブルを収納、その上にテント、椅子、短いポール、デリカの折りたたみ式サイドラダー、等々を収納、
●セカンドシート上には衣類や食料、PC用ディスプレーなどと、アルミ・トランクに収納したトランシーバーなどはセカンドシートに乗せます。

なお、AC100V用コードリールは、丸くて不安定で、ブレーキ掛けた時などに転がり出すと困るので使っていません。 発電機の音が低いので余り遠くへ離す必要が無く、15mほどの屋外用ACコードを、同軸ケーブルなどと共に丸束にして持参しています。


●バンドが開けて居れば夜遅くまで運用するので、車中泊が基本です。 左側の荷物を一時的に右へ移して5mm厚の発泡スチロール板を敷けば、長さ1.7mのベッドになります。 Thermarestのインフレーブルマットを敷いて、奥を頭にして寝袋に入って寝ます。 寝袋は全て蓑虫型で、夏用、スリーシーズン用、冬用の3種類の中から、季節に応じた物を持参します。 
オペレーションデスクは、ベッドの前側、運転席、助手席の後ろにセットするので、ベッドの設置は影響しません。

●必要に応じて2人用、3人用、6人用のテント、タープなどキャンプ用品を持参する場合も有りますが、通常の移動運用では殆ど車中泊で済ませています。 真夏の車中泊は暑いのでテントの方が快適なので臨機応変で使い分けます。




       

脚立とポールは、移動に欠かせない物なのでルーフキャリヤーに乗せます。
ポールの固定は、ウインドサーフィン用のポールホルダー(INNO IN731)です。 ワンタッチで固定出来て便利です。
キャリヤーに乗せる物は、走行中の落下などが無い様に最大限の注意を払っています。
デリカはハイルーフなのでキャリヤーに物を乗せる時に困りますが、昔乗っていたデリカ・スターワゴンのオプションで二つに折り畳めるサイドラダーが役立っています。




オペレーション デスク
オペレーション デスクは、移動運用に於いて最も重要なセッティングです。 何の為にそこまで行くのか「楽しいオペレーションがしたいから行く」に決まっています。 なのに、狭い車の中で、椅子に横っ尻で座って、躯をひねって、変な格好でキーを叩くなど、そんな窮屈な姿でオペレーションするなら行かない方がマシと言うものです。 最初の一度や二度は仕方が無いけど、度重なれば次は行きたくなくなるに決まっています。
贅沢は出来ないけど、出来るだけ快適に運用したいと願うのは誰も同じでしょう。 私なりにお小遣いの及ぶ範囲で快適環境を作り出して楽しんでいます。

ホームセンターで買った幅350ミリの集成材の棚板を長さは車幅一杯に切って、ワニスで塗装しました。 セカンドシートに座った状態で丁度良い高さの台を作って載せました。
このテーブルは、セカンドシートを後ろ向きに変えて、テーブルを後ろ向きにセッティングする事も可能です。

無線機などの配置は、その時の気分で適当に使い易いだろうと思う位置に並べます。 
テーブルタップなどは床にゴロゴロ、手早く配線して完了です。

私は、パソコンにリアルタイムで直接入力するので、メモ用紙などは一切不要ですが、必要ならキーボードの手前に置いて、0.7mmシャープペンシルを用意します。
出来るだけ余計な電線は邪魔になるのでマウスはコードレスです。


画面左上は、夜間照明用蛍光電球、 パソコンの右にあるのは、AF Ampと電源です。現在は電源内蔵で作り直して有ります。
キーボードと無線機の間に有るのは、下からATU コントローラ、コンテスターズキーヤー、互換CT-17 です。
それ以外は説明不要かと思いますので省略します。

CW, RTTYはこのままで運用可能です。 SSBのときは、HEIL のヘッドセットをコネクターに刺して、首に掛けます。マイクだけ使って聞くのはスピカーからですが、ヘッドフォンを耳に掛けて使う事も可能です。 この時のPTTは、フットスイッチを使います。
最近は、歳のせいで、ときどき気管支炎の発作?で咳が出るので、声は出さない様にしています。
元々CWが好きなので、自然とCW主体の運用形態になっています。





移動機器接続シーケンス


2011年運用シーケンス  詳細説明は各画像をクリック

移動先では、アンテナを建てたのち、オペレーションテーブルを設置して、無線機や各小道具をボックスから取り出して、手早く結線を済ませる事が肝要です。接続用のケーブルや変換プラグなど決まった箱から取り出せる様に、また、なるべく手間が掛からない様に工夫しています。 例えば、AF Ampの電源は外付けにすると接続する小物が増える事になるので、内蔵とし、ACコードもプラグ式とはせず、直接付けて、接続行程を如何に少なくするかの工夫をしています。 パソコンのCW I/F もその様な理由でパソコン内にI/Fを組み込んで余計な接続の手間を省く様にしました。
一つの小物を忘れた為に全ての運用が巧く行かない等の、小さな忘れ物が大きな障害に成らない様に致します。
オペレーション終了時の片付けも、それぞれ決められた収納ボックスに手際良く入れて、次に使う時に困らない様に致します。

また、中には乾電池や充電電池を使う物があり、電池の予備や充電器も不可欠です。 過去には電池の予備が無く、一旦全ての設備を撤収して町まで買いに行った苦い経験も有りました。

●パソコンは、別項で説明の通りです。
デスプレーは、15"TFT で、運搬する時には画面と同じ大きさのベニヤ板を貼って画面を衝撃から保護しています。
キーボードは、場所を取らない様に、FILCOの小型のメカニカルスイッチタイプ("Zero. Tenkeyless" FKBN91Z/JB )を使って居ます。
キートップの形状は、トップが凹んでいる標準的なキーボードのタイプの物と、ノートブック型PCのキートップの様に平板な物が有りますが、私は普段ブラインドタッチで打鍵しますので、平板なタイプは位置決めし難いので使いません。 市販品には随分と小型のキーボードも有りましたが、これらは平板なキートップが多い様で、残念ながら選択出来ませんでした。







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