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磐梯朝日国立公園 (JAFF-004)

2015年11月21日 福島県喜多方市・磐梯地域 雄国沼
磐梯朝日国立公園は、吾妻連峰、安達太良山、磐梯山、猪苗代湖、飯豊連峰、朝日連峰、月山など幾つかの地域を合わせて一つの国立公園として成り立っています。今回は、その内の磐梯山の西側に位置する雄国沼の畔に出掛けました。


雄国沼は、猫魔ヶ岳西側に出来たカルデラ湖で、その西の縁に会津盆地の平野から一気に駆け上がる道路が平行に2本のつづら折れの道がカルデラ湖の縁に出来た火口壁に辿り着く事が出来る限られた車のアクセス道です。

幸いここは、西側半面が大きく開けており、ヨーロッパ方向のロケーションも充分に開けています。

最近では、2015年8月のフィールドデーの前日に運用しましたが、今回は、翌朝の冷え込みでカルデラ湖の周辺の草木が霧氷で銀世界に一変する風景を撮影する目的で訪れました。

前回同様に、Hexagona Beamを活用する予定でしたが、現地に向かう山岳路は、霧に包まれて視界が悪く、更に目的地に着いた頃には、辺り一面霧の中で何も見えない状況でした。
それだけでは無く、山裾から吹き上げる強烈な風に霧が舞い上がって凄まじい光景を目の前にして戦意喪失に成りそうな状況でした。

何日か前までの天気予報では、今日と明日は晴れの予報だったのに、前日には全く異なる予報に成ってしまいましたが、撮影にプラスして、JAFFの運用予告を世界に流して居たのである程度の問題は覚悟して来たのですが、現地に着いて、予想を遙かに超える状況に直面しました。



何とか、Hexagonal Beamをポールの上に乗せたのですが、3本継ぎのアルミポールを1段伸ばしたのが精一杯で、あと1本を伸ばそうとすれば、風でへし曲がってしまいそうで、これ以上上に揚げる事は出来ませんでした。   尚、上に載せた写真は翌日風が収まった状態で撮ったものです。

オペレーションデスクの配置は、左にトランシーバを置き、右にパソコンを置く配置にして、何時もと左右逆に変えてみました。
私は、左の耳が利き耳なので、スピーカーを左に置くのがベストです。 また左手でキーイングするのでパドルも左側です。
トランシーバーも左に置いた方がケーブル類の接続にも都合が良い訳です。
トランシーバーの操作は、右手ですが、始まってしまえば動かすのはダイヤルを少し動かす程度なので、操作上は特に問題は有りません。
パドル付近が少し窮屈だと思ったのですが、写真を撮ったあと、スピーカーをトランシーバーの上に乗せて、左側に寄せたので、パドル周辺は充分な隙間が出来ました。

IC-7200の最も気に入らない問題は、Ritです。 リットツマミがフリー回転では無く、クリック付きなので、カチッ カチッ と言う感じで使い心地が良く無いのです。
其処で私は、A=Bを押して、スプリット運用の形にして居ます。 送信はVFO Bで、受信はVFO Aにして、受信時VFOダイヤルを廻して呼んできた相手局が良く聞こえる様に合わせて居ます。
送信は、VFO Bなので、常に一定周波数で送信出来るわけです。 また、若し呼ぶ局が増えて来た時にはそのまま UPを指定し、VFO Aを上側に廻せば即座に対応出来る訳です。


11時頃には現地に着いたので、早めにスタンバイする事が出来、 各バンドでトライしましたが21Mが良さそうだと思い、14:45頃には21044で運用開始しました。

その後、1時間ほどは、順調にQSOを続けましたが、突然、受信周波数に複数の関係無さそうなコールサインが蔓延しました。
多分、少し下でDX Pedition局がスプリット運用を始めたのでしょう。仕方無く他のバンドへ移ることにしました。
パスを色々探しましたが14M, 18M共に相手に恵まれませんでした。
今回は、Hexagonal Beamに、24Mのエレメントを追加して来ましたので、試しに24Mに出て見たところ、此処で沢山の局から呼んで貰えて、QSO数を伸ばす事が出来ました。


今回の結果
      QSO   DX
20m      3    3     DL, OM, YO
17m     11    7     BY, I JA, OH, ON, RA3, RA9
15m     46   15     BY, ES, HA, I, JA, OH, RA2, RA3, RA9, S5, S5, SP, UX, YU
12m     34   11     4X, F, HA, I, LZ, OH, RA3, RA9, SP, YO
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Totals    94   36  


全て CWに依るQSOです。 全体を通してのユニークDXは、23カントリーでした。




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