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日光国立公園 (JAFF-017)

2010年10月26日 福島県西白河郡西郷村・那須地域甲子高原 阿武隈展望台 移動運用
今年最後のJAFF Ecpeditionの移動先として我が家から40kmと最も至近の国立公園として今回の場所に決めました。 那須エリアも大部分が那須連峰の東側に展開しているため、北北西の方向が塞がっている場所が多く、ヨーロッパへのルートが期待出来る所は可成り限られてしまいます。 そんな中でふと思い付いたのが今回の場所でした。 

甲子高原から南会津へ通じる国道、R-289は「酷道」などと揶揄されて久しい、国道とは名ばかりの車が通れない道でした。 それが地元の念願が叶って平成20年9月19日に開通した事で、簡単に西側に行ける様になりました。 那須連峰の西側ならヨーロッパに開けて居ると考えて何カ所かを下見したり、準備をしていましたが、この地域は、東武鉄道日光線が会津鉄道に乗り入れており、関東地方からのお客さんが多く、観光地化しているため、公園なども駐車場が有料だったり、思う様に運用地点が見つかりませんでした。

ある時、地図を眺めていて、「灯台下暗し」でしょうか、甲子温泉の少し手前側に一ヶ所北側が開けた展望台が有ったのを思い出しました。正に絶好ポイントだったのです。

この場所が国立公園内だとは思って居ませんでした。区域図を見ていたら、何と、この部分だけ阿武隈川に沿って国立公園エリアが東へ迫り出していたんです。決まれば簡単でした。 我が家から約40kmですから、思い付いた時に直ぐに行ける場所でした。 地図を見てのとおり、西には2000m弱の山脈が縦に通っています。しかし地図の一番上の鎌房山1510mが那須連峰の北端で、ここから北側には1000m位の山が殆どなのです。 運用地点の標高が約800mですから、ヨーロッパ方向への大きな傷害にはならないと判断しました。

展望台から北側を見たパノラマです。 ほゞ中央の遙か彼方がヨーロッパです。 見渡す限り障害物無しの素晴らしいロケーションです。

左側が14MHz用デルタループ、右側はグラスファイバーポール(昔の石鯛竿)で他のバンドで使える様にロングワイヤーを張りました。


オペレーションは、例に依って車の中です。配置も毎度同じ様な形になりました。
今回はLoggingには、WriteLog を使いました。 このソフトは元来コンテスト用ですが、多くのDXpeditionで使われています。 私も家で参加するコンテストには殆どこのソフトでを使っていますので、慣れ親しんだソフトですが、矢張り使い易くてオペレーションが楽でした。
運用開始は、06:00utc (15:00jst) 14 SSBで JA6BLVと、しかし途中で聞こえなくなってしてしまいました。 国内は落ちたけどDXはまだ開けて居らず、21Mへ移ってヨーロッパとポチポチ出来ますが、長続きしません。 18Mでも同様でした。矢張りロングワイヤーではATUでチューニングは取ったのですが思う様に飛んでくれません。
その内、風が強くなり、アンテナポールが弓なりに曲がってしまい、14のデルタが形が細くしぼんでしまったりで、大変厳しい気象状態になりました。それでも07:50utc (16:50jst) ころから14.046 CWに移り、何とかトータル100局を越えるまで頑張りましたが、強風には勝てず、 10:26utc (19:26 jst) 終了としました。

21MHz CW 16局、 10 Entity 9A, ES, HA, I, JA, OK, SP, UA3, UJ, UR, V8
18MHz CW 11局、 7 Entity DL, ES, HA, JA, LY, SP, UA3
14MHz SSB 1局  JA
14MHz CW 72局 22 Entity 4X, 9A, DL, E7, ES, F, FK, HA, I, JA, LY, OH, OK, OM, ON, OZ, S5, SP, UA3, UA9, UR, YL, YU
Total 101局



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