Back to メニュー

早池峰国定公園 (JAFF-041)

2012年 7月 9日 岩手県宮古市・早池峰山北麓 移動運用
東北道、盛岡南ICを出て、国道106号線を東へ向かい、道の駅「区界」を過ぎて十数キロ先に目的の林道の入り口がありました。 ここまではカーナビにセットした通りに走ってたどり着けたのですが、ここから先は林道なのでナビには頼れません。愛用のGPSを頼りに先へ進みましたが、程なく舗装も切れてダートルートとなりました。
ピンクの斜めハッチングが国定公園のエリアを示しています。 地図上に"Worked point"と示したのが今回の運用地ですが、上側へ流れる沢筋が進入路となる林道です。 国定公園の北の端が僅かにこの林道に接しています。
 この場所を見落とさない様に慎重にGPSの10m等高線図に事前にスポッとした地点と現在位置を確認しながら進みました。

1/25,000等高線図で見ての通り、北から西に掛けてには、急斜面で高くなっており、この付近は全くの谷底です。 この国定公園では、ここしか車で入れる場所がないので仕方がありません。 ロケーションの影響で電波が飛ばなかったら諦めるしか無いのですが、過去の経験から全く飛ばないと言うことは無いだろうと思って、ここに来ました。

早池峰山の南側には、東西に県道が通じており、通常の早池峰山観光に利用されています。しかし早池峰山の至近の南側を通るので高い壁の裏側と言う感じで、ヨーロッパが主体のWFF移動には不向きでした。 その点ここは、北北西方向10km以上にわたって極端に高い山は有りません。近い位置の少し高い山を突き抜ければその先は大空だろとう判断しました。

しかし、着いてみたら案ずることは有りませんでした。現地には立派な表示板が堂々と立っていました。
この場所は、早池峰山に登る登山者の駐車場として利用されている小さな広場でした。

現地には、既に1台先客が留めた車がありました。フロントのダッシュボードに「パトロール中」の表示が有ったのでこの地域のレンジャーの様です。
直ぐ横に留めさせて貰って、アンテナを建てる作業に取りかかりました。 暫くしてレンジャーがパトロールから戻って来たので、こちらの目的などを話してから色々と地域の事を聞きました。
土日は登山者が何組か入るけど、普段は滅多に人が来ないそうで、安心して広場を使わせて貰えそうです。


早めにセットアップが完了したので運用を開始してみましたが14〜28迄は何も聞こえませんでした。そこで7Mと10Mで少し国内局とQSOしてみましたが、サッパリ飛びません。 矢張り谷底の影響が強いようです。 暫くして再びハイ・バンドに移って気長にCQコールを続けた結果、ポチポチ応答が戻ってくる様に成りました。

結果
    QSO  DX
40m:   7    1
30m:   3    1
20m:   9    5
17m:  42   14
----------------
計    61   15 (全バンド通してのカントリー数)

40m: JA
30m: JA
20m: F, SP, UA3, UA9, JA
17m: 9A, DL, F, FK8, I, JA, LZ, OK, ON, OZ, SP, UA3, UA9, YU



予想通り、電波の飛びは最悪でした。 兎も角ここから運用した報告に足りるDXサービスも出来たので、こう言う時には無理をせず早めにクローズして、撤収することに致しました。
撤収後は、一気の林道を出て、来るときに確認した道の駅まで戻りました。




 

Back to メニュー