南房総国定公園 (JAFF-048)
2011年4月12日 千葉県いすみ市・太東崎灯台 移動運用
水郷筑波国定公園に続いて、その翌日には約100km南の南房総国定公園の太東崎に移動しました。
太東崎は、南房総国定公園の最北端に近い位置で、この北側は九十九里浜です。
Google Earthによる太東崎灯台の位置表示、灯台は海岸から少し西に引っ込んだ処で標高も少し低い位置に有ります
ここには珍しく、灯台に辿り着く少し手前に区域境界の看板がありました。
灯台は少し引っ込んだ処に建っており、海岸に接する場所には駐車場があり、更に展望の利く公園風に成っていました。海側は切り立った断崖です。
最も高い場所に手頃な手すりが有ったので、ここにアンテナポールを結び付けました。標高は約60m、360度の眺望が得られる素晴らしいロケーションでした。
奥に見える建物はトイレ兼休憩所で、一段低い場所に建っています。
(この付近の最高標高点は、灯台の後ろ側の山頂に三角点があって、68.8mです)
休憩場や売店のある所に車を停め、屋根上のキャリヤーにアンテナエレメントの張り綱を固定しました。 写真のエレメントは14M用ですが、夜になってコンディションの変化に合わせて18M用に張り替えました。
オペレーションデスク
オペレーションは、例に依ってデリカスペースギアのフロントシードの後ろ側にセッティングして、セカンドシートに座っての操作です。
テーブルは台に乗せただけの、幅40cm x 長さ148cm、パイン系集成材の板です。 ラックニス塗り仕上げなのでコーヒーやビールなどをこぼしても拭けば綺麗になります。照明は、60wタイプ螺旋蛍光灯電球です。
左端・スピーカーは、手製ボックス入りのFostex FF85WK フルレンジにカットオフ300Hzのフィルタ付きです。
パドルはイタリアベガーリのSimplex、パソコンの右奥にエレキー"Contesters Keyer"でパソコンからの信号とミキシングしてトランシーバーに繋いでいます。
トランシーバーの左側は外部スピーカー用オーディオアンプと電源(ノートPCのアダプタ利用)
パソコンは、IBM ThinkPad X31、ソフトは"WriteLog"です。
ロギングソフトには、最初の頃にはLogger32を使ったて居たのですが、使い勝手が悪かったので、その後は"WriteLog"を使って居ます。全てに於いて不満無しなので今後もWFF ExpeditionにはWriteLogを使う予定です。
トランシーバーは、ICOM IC-7200 50w、電源は、DAIWA製ですが、見て分かる通り、端子の配置を JIS規格に合わせて赤が右に改造して有ります。
改造の理由は、接続間違いを避けるためです。人間は、直感的に右が上と判断します。だから右がプラスなんです。
今回の運用結果
14M 25局 DL, G, HA, JA, ON, R, UA9, ZL
18M 105局 9A, DL, EU, HA, I, JA, KH2, LZ, OE, OH, OK, OM, ON, R, SM, SP, SV, UA9, UJ, UN, UR, W, YL, YO
トータル 130局
「参考」
JIS規格には、「端子に向かって上、または右が電位が高い極性」と決められます。 だから後ろ側も、同じく右がプラスです。 パネルに付いたメーターは、端子が裏に付いている。裏から見ると右がプラスです、パネルの外側から見れば、左がプラスだ、だから外部へ繋ぐターミナルも左がプラスろうと誤解しては間違いです。 メーカーのダイワさんは、その様な初歩的な間違いをした訳ですね。 JIS規格を理解していない町工場が作った結果なのでしょうね。 これを堂々と輸出しているのは恥ずかしい限りです。
尚、電力用配電盤などで大電力のブスバー( Bus Bar=厚さ3mm 幅50mm等の銅の厚板で配線するメイン・ラインの事 )など、前後で反転出来ない様な構造の場合は、やむを得ない事として+/−反対でも良い事になっています。