我々一行は、カリービレッジに滞在した。
ここには沢山のキャンバステントが大きな木の林の中に並んでして、
その中の一つに私の部屋があった。部屋は二人部屋だった。
ビレッジにはレストラン、シャワールーム、プール、管理棟、レストハ
ウスレストランはバイキング方式で結構日本人の口にも合う物が豊
富に置かれていたので食事には困らなかった。
テントに食料などを置く事は禁止で、全て鉄箱に入れてカギを掛ける
方式になっていた。熊が食料を漁るのを防ぐ為である。
我々は熊の生息域に居て、彼らと共存する事を理解しなければ成ら
ないのだ。

これが全員ではないが我々一行だ。そして、向かって右端が私だ。背景の木々の後ろ側の岩は、Glacier Point(標高7214ft=2199m)の裾だ。Glacier Pointは、ここから見上げると標高差1000m有るとは思えない。
しかし本当に1000m有るんだと頭に言い聞かせねばとても信じられる光景ではない。頂上が直ぐ其処に見える、それ程にハッキリと、300m位の裏山程度にしか見えないのが現実感だった。
着いて間もなく、そのGlacier Pointにバスツアーで行ってみて、上から見下ろした時に少しは現実的に理解出来る様になった。

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