Contesters Keyer
コンテストにCWで参加するには、まずパソコンにインストールした"zLog"などのコンテスト用ロギングソフトを使用するのだが、一部のデスクトップ型のトランシーバーには、正面にエレキーパドル用のジャックがあり、背面にストレートキー用のジャックが付いて居るものもあり便利です。
しかし移動用に使うコンパクトなトランシーバーには、通常キージャックは一個しか付いて無い。そのため、パソコンの出力を接続するとマニュアルのキーを接続出来ないので困る。 単純に両方の信号を並列に接続してトランシーバのKeyジャックに入力することも可能ですが、もう少し進歩的に、スマートに処理したいと言う事から"Contesters Keyre"を作りました。


Contesters Keyer


Contesters Keyerの背面


Contest Keyerの内部

外観的には普通のエレキーだが、背面には"Paddle"の他に"PC In"がある。
仕組みは、
@パソコンからのキー信号と、エレキーの出力は共に"Key Out"からトランシーバーに接続されます。
A基本的には、常にエレキーが優先します。
B普段は、パソコンからのメッセージ信号は、随時"Key Out"からトランシーバーに与えられます。
C Bの状態でメッセージ送出中であっても、エレキーを操作すると、瞬時にPCメッセージは遮断され、エレキーからの信号が
 トランシーバーに出力します。 エレキーの操作が止まると、一定の時間後にPCからの信号が有効になる。
D Cの「一定の時間後に」の時間は内蔵の50KΩ半固定抵抗で可変出来るので、事前に好みのタイミングに設定しておきます。
コンテスト用のメッセージは短いので、Dのタイミングで復帰した時には既にPCからのメッセージの残量は無いと思いますが、それでも残りそうな場合はPCの[Esc]キーを押します。その位の余裕の有るタイミング設定は可能です。

なお、背面画像の"Right" "Left"は、パドル操作を左手か、右手か切り替えるスライドスイッチで、私は通常左手でパドルを操作しているが、ゲストがオペレートする時には右手に切り替えられる様にしてあります。

自作したい人も居ると思うので回路図を公開します。  但し、自作の範囲内でご利用下さい。商業レベルで当該アイデアの無断使用を禁じます。

なお常にパソコンからのメッセージ出力を利用するので、このエレキーにメモリー機能は不要なので付けていません。
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